【伝授】制作を依頼するときのコツ!

こんにちは!
チラシやバナー、ホームページなどを制作会社に依頼する時、出来上がってきたら

なんじゃこりゃ

となってしまったことはありませんか?

一度作って貰ったところからやり直しが上手くいかなくて・・・何とかしようと指示すればするほど泥沼に・・・。
修正回数が多くなると制作会社からも「これ以上は無理です」「追加料金が発生します」と言われてしまって、納得しないまま校了なんてことになったら【金返せ!割り引け!】って言いたくなりますね。

しっかり伝えていた場合はその主張も通ります。
でも、打ち合わせの時に「分からないからお任せするよ」と指示を丸投げした場合はどうでしょう?

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【1】どんなターゲットに伝えたいか

例として、チラシを作る場合について考えてみましょう。

「老若男女問わずとにかく売れる」なんて都合のいいチラシは存在しません。
あるとしたら・・・スーパーや家電量販店のような商品点数が多いチラシでしょうか。
細かく言うと、沢山の内容が詰め込まれているチラシでも、1枚の中に区切りがあるんです。
その区切りごとにターゲットをしっかり絞って、キャッチコピーやデザインが考えられています。

デザインの大枠が決まるといってもいいくらい「どんなターゲット(ユーザー)に訴えかけたいか」は大事です。

例えばパソコン教室のチラシ1つでも、子供に向けた場合・シニアに向けた場合で、見た目が全然違ったものになりますよね。

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ターゲットは出来る限り絞った方が、より訴えかけたい層に響く色使いやデザインにすることができます。
制作会社には、どんなターゲットを狙ったチラシなのかをしっかり伝えてください。

【2】内容の優先順位を決める

ターゲットが決まったら、入れる内容の優先順位を決めましょう。
文章やキャッチコピーを書くのは難しいですが、入れたい内容を箇条書きにするくらいならできそうですよね!
箇条書きにしたら、目立たせたいものから順番に数字をふっていきます。

内容の優先順位が決まったら、次は絶対入れたい内容とそうでない内容で線引きします。
沢山情報が入っていると大事な情報が伝わりにくくなるので、これは絶対入れておきたい!という内容が伝わるようにしておきましょう。

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また、キャッチコピーや文章などで【絶対にこのまま使ってほしい】や【もっと良い感じに変更していいよ】などの指示も一緒に伝えましょう。

依頼主からいただいた文章を見て、
【文が伝わりにくいから変更したほうがいい】
【文字の魅せ方が良くなるように変えたい】
ということが実は結構あります。

例えば「今すぐ手に入れてくださいね!」という文章を「いまスグ!手に入れてください!!!」というように、文章構成を少し変えることで「すぐに」感をさらに出すことができます。

よりキャッチーで、同じことをより伝えやすい!と考えて文章を変更すると【何で勝手に文章を変更するんだ!】とお叱りを受けてしまうこともしばしば・・・。

単純に文章が間違っていたり、伝わらなかったりする場合があって修正することもありますが、魅せ方に合った形に変更した方がより伝わるのなら変えたい!というのが制作者の想いでもあります。

どうしても「私らしさを出したいから、一言一句絶対変更しないでほしい!」という想いがある場合は、必ず伝えてください。
「より良いものを作りたい」という目標は同じなので、きちんと伝えてくださいね。

こだわりが全く無い場合は、優先順位と入れる内容決めまで終わったら「あとはお任せ」してもいいかもしれません。

【3】イメージを伝える

イメージを伝える、これが一番難しいです。
頭の中を投影できる機械があったらいいのに!レベルで難しいです。

どんな色にしたい・こんなイメージにしたい!

というのは、必ず伝えておかないといけないポイントです。
これが上手く伝わらないと、冒頭の「なんじゃこりゃ」になる可能性が上がります。
制作側の「いいでしょ」と、依頼者側の「いいでしょ」が大きく離れている場合に起こります。
しかも恐ろしいことに【割とある】んです、イメージの乖離。

パステルカラーでいろんな色を使ってかわいく」「赤と黒が映える大人っぽいイメージ」というような、抽象的でもいいので必ずイメージを考えてください。

【イメージなんてないよ、任せる】と言う人ほど、出来上がってから【もっとこんな感じが良かった】と言います。
それはもう、かなりの高確率で。

後出しジャンケンは簡単ですが、最初にきちんと伝えておけばお互いに時間もお金もかかりません。
どうしてもうまく伝えられない場合は、見本を用意してください。

インターネットで検索したものや、ライバル店のもので問題ありません。
自分のイメージに近い物を「少なくとも3種類」用意すれば、ある程度は伝わります。

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ただし、見本があっても伝わるのは【ある程度】だと思ってくださいね。
どうしても迷いがある場合は、制作にお任せするか「2パターン」作ってもらいましょう。

「自分の考えたものと別の案が欲しい」

制作側からすると呪いの呪文かと思うくらい破壊力強めの言葉ですが、違うものが2つあれば、自分のイメージにより近い方を選ぶことができます。
1つしか出来上がってこなくて「いまいち」より、2つの中から「より良い方」を選ぶ方が納得できますよね。

まとめ

広告宣伝費は、事業をしていると絶対必要となってくる経費です。
少しでも抑えたい費用ではありますが、抑えすぎると残念な内容で戻ってきます。
安かろう悪かろう、ではせっかく使った経費がもったいない!ということになりかねません。

プロと言っても制作する側も人間です。
依頼主がどんな仕上がりにしたいか分からないものを、ドンピシャで作ることはできません。
また、時間がかかればかかるほど人件費がかかってしまうので、料金が上がってしまうのも仕方ないことです。

きちんと伝えれば無駄な費用が発生しなくて済みますし、思った仕上がりに近いものが出来上がります♪

ちょっとの労力を惜しんで「なんじゃこりゃ」にならないように、しっかり伝えるようにしましょう。